明日を肯定する

※YondemyではMissionとして「日本中の子どもたちへ豊かな読書体験を届ける」を掲げている一方で、Visionはあえて一つに限定するのではなく、メンバーそれぞれが思い描くこととしています。
 
まず、本とはどのような存在だろうか、と考えたときに以下の3つが浮かぶ
 
・本は、私たちの後ろで見守る安全網のような存在
・本は、私たちの横に並ぶ同志のような存在
・本は、私たちの前で明日を導いてくれる灯台のような存在
 
個人的には、これまで3つ目の要素が強かったに感じる
本は、ただただ楽しくて面白くて、だから明日が待ち遠しいと思わせてくれる存在だった
 
次に、自分と世界との関わり方を振り返るこの世界には、自分だけでは解決し得ない、絶望するような問題がたくさんある
 
他人から見たらそんなこと、と言われるような個人レベルで希望のもてない問題もあるそんな社会に対して、自分は希望がもてなくて、社会や人間を信頼できない
 
子どもたちにも、未来が明るくて輝きに満ちていると胸を張って伝えることはできない
でも、せめて、
せめて、本からは多様な選択肢を知ることができて
せめて、本の中だけは想像した世界へ希望を抱けて
せめて、本の前では自分らしくいられて
せめて、本があるから明日を迎えたい
と思うかもしれない
 
5年後、10年後は分からなくても、本があるから明日も頑張ってみようかなと思う
 
本がその理由の一つになれば良い
 
Yondemyを通して読書体験が広まった世界で、読書が明日への後押しになることを願う