世界を丁寧に掬い取る力
※YondemyではMissionとして「日本中の子どもたちへ豊かな読書体験を届ける」を掲げている一方で、Visionはあえて一つに限定するのではなく、メンバーそれぞれが思い描くこととしています。
みんな同じ世界を見ているようでそれぞれ見え方は違うし、みんな自分のことをわかっているようでカンペキにはわからない。どんな賢者も歪んだ世界しか捉えることができない。だれかにとって勇敢な人物は、だれかにとっては無謀な人物かもしれないし、だれかにとっては非道な人物かもしれない。「うれしい」と口に出した時、胸の中に渦巻いている感情はたった4文字だけではないだろう。もちろん、自らの視点は大切にしてほしいし、自らを全く理解しようなんてしなくていい。ただ、読書を通じて多くの物語や言葉に触れる中で、自らの目に映る世界の偏りに敏感になってほしい。あわよくば、ほんの少しだけ丁寧に世界を掬い取れるようになってほしい。