想像力から創造力へ

※YondemyではMissionとして「日本中の子どもたちへ豊かな読書体験を届ける」を掲げている一方で、Visionはあえて一つに限定するのではなく、メンバーそれぞれが思い描くこととしています。
 
 読書は文字を見て世界を描く体験であり、想像が要となるものです。それが無意識であったとしても、読書習慣がある人とない人では、想像の経験値が大きく違うはず。人と関わるとき、自分の夢を叶えるために行動するとき、深い思考をめぐらせるとき、現実からちょっと逃避するとき……想像力は、関わる場面を上げればキリがないほど日常的で普遍的に必要な力です。
 また、想像力には個性があります。本を読むとき文字から思い浮かべる世界は人それぞれ異なります。100人いれば世界は100通り。みんな声や話し方が違うように、想像の仕方もまったく違うでしょう。叶うなら、それぞれが想像力という個性をふるって「誰も見たことのない何か」を思い描き、生み出してほしいのです。互いに驚き合い、語り合い、そこからまた想像を媒介にして何かが生まれるような、創造力に溢れた世界を夢見ています。