見捨てずにいく

※YondemyではMissionとして「日本中の子どもたちへ豊かな読書体験を届ける」を掲げている一方で、Visionはあえて一つに限定するのではなく、メンバーそれぞれが思い描くこととしています。
 
この世にはたくさんの規範があります。
ひとつひとつの規範の内実の良し悪しはともかくも、規範にすんなりと沿って進んでゆけないという経験が、どんな人にもあると思います。
読書においてもそれは同じで、最大公約数的に定められた対象年齢があり、「この年齢ならこういう本が読めるもの」といった大人の想定を、お子さんたちはごく自然に投影されています。もちろん、対象年齢や推奨年齢といった指標はとても便利ですし、多くのお子さんがスムーズに読書を楽しめるよう導く大切な道しるべのひとつです。否定すべきものだとは思っていません。
しかし、個人的な信念として、規範からはずれたところにいる人、周囲の想定と違う地点に立っている人を見逃さず、支えたいという思いがあります。
Yondemyは、年齢や学年にとらわれず一人ひとりの読む力に寄り添った選書をし、読書を楽しんで習慣化できるプロセスを提供することで、教育格差の解消の一助とすべく戦っています。規範からはずれた人を見捨てずに進むという思いを、そんなYondemyで武器にしたいです。
同じ年齢のほかのお子さんと比べて読むことが苦手だと感じているお子さんも、焦ることなく、誰にも責められたり馬鹿にされることなく、大切な時間として読書を楽しめるよう、お手伝いできればと思っています。