努力が報われる世界を創る
※YondemyではMissionとして「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」を掲げている一方で、Visionはあえて一つに限定するのではなく、メンバーそれぞれが思い描くこととしています。
努力には、報われる努力と報われない努力があります。
その違いは、「正しい方向性で努力することができているのか」だと思います。
どれほどたくさん努力していたとしても、正しい方向性での努力でなければ「成果」に繋がりません。
しかし実際には、多くの場合、人は頑張っている"つもり”になってしまいます。
もちろんその人は「その人にとって最善の努力」を行っているのですが、客観的に、ないし俯瞰的に見るとかなり見当違いな努力をしている。
私自身を含め、そういうことって少なくないよな、と感じているんです。
これがプロジェクト程度の範囲であればまだ良いのですが、その人の人生全体に関わるような努力で方向性を間違ってしまっているという場合、それ以上に不幸なことはないのではないでしょうか?
では、正しい方向性での努力をするためには何が必要なのか。
それは、「全体像が正しく把握できていること」だと思います。
現在地とゴール、そしてその間の道のりさえ正しく把握できていれば、その努力はいつか報われるでしょう。
子どもたちに見える世界は、大抵の場合、家庭と学校でほぼ全てだと思います。(特に小学生以下で顕著ですが、場合によっては大学生になっても世界が広がらないことも珍しくありません。)
子どもはその狭い世界(ないし視野)の中で、モノを考え、選択し、判断していることになります。
子どもたちにとって読書は、生まれや環境に左右されずにその子自身の世界を広げることのできる数少ない手段の一つです。
読書を通して世界が広がれば、その子の努力が報われやすくなります。
そうすれば、その子は自分が持っている可能性を、正しい努力で最大化することができます。
子どもの世界を広げてあげられる教育こそ、子どもの可能性を伸ばす教育だと思います。
「日本中の子どもたちに豊かな読書体験を届ける」ことによって、日本中の子ども一人ひとりが自分の可能性を正しい努力で伸ばしていけることになる。
つまり、「努力が報われる世界を創る」ことに繋がる。
私はそう信じています。